殺菌・抗菌力について
ハチミツの殺菌・抗菌力についてみていくことにしましょう。濃縮状態の殺菌力は、浸透圧の関係によるものです。濃度の濃い液と薄い液を接触させると、均一な濃度になろうとして濃い液に薄い液が混ざっていきます。浸透圧とは、この現象のことです。濃縮状態のハチミツに細菌が入ると、細菌の細胞内の濃度が、ハチミツの濃度より薄いので、細菌の細胞内の水分が沁み出して細菌が死滅してしまうのです。この殺菌力のある濃縮状態を作るために、ミツバチは巣内に集めた蜜に対して、なんとあの小さな体で羽ばたき風を送り、水分を蒸発させているのです。このように、蜂たちのハチミツ作りの様子を伺うにつけ、自然界とはなんと良く出来ているのだろうかと驚いてしまいます。ハチミツに殺菌力があるといっても、私たちの食卓に届けられた後、パン屑などの不純物が混ざると、そこからカビが生えたりしますので注意してください。
